SRI SATHYA SAI RAM NEWS

サイと共に
1998年8月30日の会話

スワミ:(小学生のほうを向いて)誰かクリケットをやっていますか?
小学生: スワミ、やっています。
スワミ: キャプテンは誰ですか?
(名前のあがった生徒に)クリケットでは何本の棒を使うのですか?
小学生: 三本のスタンプ〔ウィケットの柱として用いる棒〕を使います、スワミ。
スワミ: おお! 三本のスタンプ。それは知りませんでした(微笑)
(別の生徒に)各チームには何人の選手がいるのですか?
小学生: スワミ、16人です。
スワミ: (大学生に)16人ですか?
大学生: 11人です、スワミ。
スワミ: (小学生に)君は16人と言いました!
小学生: スワミ、僕たちの学校では各チーム16人でプレイしています。
スワミ: (ある学生に)君は踊り手ですか?
学 生: はい、スワミ。
スワミ: 君は以前、よくブリンダーヴァンで踊っていましたね。もし今、君が踊ったら、らくだの踊りのようになるでしょう。
学 生: スワミ、私たちに話をしてください。
スワミ: 今、話していますよ。
学 生: どうか大学に来てください。
スワミ: (後ろを向いて)ああ! もう行かなければ。
学生たち: どうか、スワミ。
スワミ: (ある学生に)あなたはどこから来たのですか?
学 生: マドラスです。
スワミ: チェンナイ。どうしてマドラスはチェンナイという名前になったのですか?
学 生: スワミ、分かりません。
スワミ: ああ! あなたは自分の地元のことも知らないのですか。昔、チェンナッパという名の男がいました。人々はその男の土地をチャンナッパッリと呼んでいました。それが後にチェンナイになったのです。
バンガロールはどうしてバンガロールという名前になったのでしょう? そこはとても小さな村でした。あるとき、その村に英国の兵士たちがやって来ました。村人は彼らに揚げピーナッツをふるまい、それがとてもおいしかったので、兵士たちはたいへん満足しました。兵士たちがその食べ物の名前を尋ねると、村人たちはバンガル(ピーナッツ)と答えました。
(ある教師に)なぜあなたはそんなふうに私を見ているのですか?
教 師: スワミ、プールナアヴァター〔完全なる神の化身〕が私の前に立っておられるからです。
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 pp.256-257
1998年8月27日の会話

スワミ:(ある小学生に)ガネーシャはどこですか?
小学生: スワミ、あなたが私のガネーシャです。
スワミ: 私のどこに象の鼻があるのですか?
小学生: あの姿には象の鼻はあるけれども、この姿にはないんです。
スワミ: (大学生たちに)小学校の男子たちは全部正しく答えました。彼らはとても知的で、信仰深いのです。何でも質問してみなさい。(ある学生に)何でも質問してみなさい。
(その男子学生は黙ったままだった)君は、質問さえ知らないのですね。それでどうして答えを知ることができるでしょう?
学 生: 人生のゴールは何ですか?
小学生: スワミに到達することです。
スワミ: 見なさい、正しい答えです。彼らは何でも知っています。
(別の学生に)質問してみなさい。
(学生は黙ったままだった)彼はアッサムのことを心配しています。アッサムにはとてもたくさんの問題があります。解決策は何ですか?
小学生: 神は父であり、人間は兄弟だということです。ダイヴァ プリーッティ、パーパ ビーッティ、サンガ ニーッティ(神への愛、罪への恐れ、社会の道徳)。
スワミ: 見なさい、正しい答えです。学生諸君、質問してみなさい。 (小学生に)ハリシュチャンドラはどんな人ですか?
小学生: 真実を話す人は、みんなハリシュチャンドラです。
スワミ: 正解。ハリシュチャンドラを罰した聖者は誰ですか?
小学生: ヴィシュワーミトラです。
スワミ: ヴィシュワーミトラの一番弟子は誰でしたか?
(その子は黙ったままだった。すると、スワミは大学生にお尋ねになった。)
学 生: ナクシャトラカです。
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 p255
訳注:ヴィシュワーミトラ仙は、ハリシュチャンドラ王の正直さを試すため、一番弟子のナクシャトラカに毎日ハリシュチャンドラのもとに献上金を取り立てに行くよう命じ、ナクシャトラカはそれに従って厳しく金銭を要求し続けたため、テルグでは取り立てに容赦ない人をナクシャトラカと呼ぶようになった。
1998年8月23日の会話

スワミ:あなたはギリシャで何をしているのですか?
帰依者: 教師です、スワミ。
スワミ: 教師! ベリー グッド。いくつのタイプの教師がいますか?
帰依者: 文句を言う教師と、説明する教師と、感化する教師です。〔ババの御言葉からの回答〕
スワミ: あなたはどのカテゴリーに当てはまりますか?
帰依者: 感化する教師です。
スワミ: 感化する教師! 説明するのではなく?
帰依者: はい、スワミ。
スワミ: 説明することなしに、どうやって感化することができるのですか?
帰依者: できます、スワミ。そうです、スワミ。
スワミ: どの学校で働いていているのですか?
帰依者: テクニカル・スクールです、スワミ。
スワミ: 電気ですか、それとも機械ですか?
帰依者: 機械です。
スワミ: 給料はいくらですか?
帰依者: 〔インドのお金に換算すると〕3万ルピーです、スワミ。
スワミ: あなたに必要な支出はいくらですか?
帰依者: 2万ルピーです、スワミ。
スワミ: 2万ルピー! 多い!
帰依者: はい、スワミ。何でも高いのです、スワミ。インドとは違います。ここは何でも安いです。
スワミ: 何に使うのですか?
帰依者: 家賃、食べ物、服、それから、サイ・センターの活動のためにいくらかです、スワミ。
スワミ: サイ・センター! あなたはそこでどんな活動をしているのですか?
帰依者: スワミ、病院を訪れたり、ホームレスの人や障害を持つ人に食べ物や着る物を配ったりしています。
スワミ: ベリー ハッピー!ベリー ハッピー! 往復するのにいくらかかりますか?
帰依者: スワミ、私たちはここに来るために一年中節約しています。間違ったお金の使い方はしません、スワミ。
スワミ: 給料は十分ですか?
帰依者: はい、スワミ。でも、給料は重要ではありません。奉仕が重要です。
スワミ: ベリー グッド!あなたはどの神を崇めているのですか?
帰依者: スワミ、キリストです。私はクリスチャンです。
スワミ: キリストの意味は何ですか?
帰依者: 分かりません、スワミ。
スワミ: キリストとはクロス(十字架)を意味します。
帰依者: クロス(十字架)、スワミ! 「クロス(十字架)は切断すること、「I」(私)はエゴの象徴です。だから、あなたのエゴを切断しなさい」〔ババの御言葉〕
スワミ: (学生たちに)彼がいかに良く答えているかごらんなさい。
帰依者: ありがとうございます、スワミ。
スワミ: キリストが好きですか、それともスワミが好きですか?
帰依者: 二人は一つです、スワミ。
スワミ: どうしてですか?
帰依者: アートマは一つです、スワミ。
スワミ:(微笑んで)ノー、ノー、ノー! 見なさい。私はオレンジ色のローブを着ています。イエスは白いローブを着ていました。それでも私たちは同一なのですか?
帰依者: はい、スワミ。私たちは、アッラー、イエス、サイ、クリシュナは皆一つだとバジャンで歌っています。あなたもそうおっしゃっています、スワミ。ですから、誰もが一つです。
スワミ: では、あなたも神なのですね。
帰依者: はい、スワミ。
スワミ: あなたはどこにいると幸せですか? ここですか、そちら〔自国〕ですか?
帰依者: どちらの場所でも幸せです、スワミ。
スワミ: ならば、どうしてここに来るのですか?
帰依者: あなたが見えるところならどこでも私は幸せです、スワミ。そして、あなたが私を見てくれる時はいつも、私はもっと幸せです、スワミ。
スワミ: ギリシャで私を見ましたか?
帰依者: はい、スワミ、私のハートの中で。私は私のハートの中であなたを見ます。私のハートの中であなたを見る時、私はいつも幸せを感じます。
スワミ: グッド ボーイ(良い子だ)。
帰依者: あなたが私たちを良くしてくださっているのです、スワミ。
スワミ: そうです、しかし、道具も良くなければなりません。あなたは良いです。ベリー ハッピー!
帰依者: ありがとうございます、スワミ。
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 pp253-255
1998年8月23日の会話

スワミは何人かの学生を呼んで、ビスケットのパックを配るようにとおっしゃった。スワミは、一人につき半パックと指示なさり、パックを開封するためのハサミもお渡しになった。学生たちは二人に一パックずつ配り、二人で分けるようにと言って回った。
スワミ:なぜ君は一人に一パック配っているのですか? 私は半分だけと言いました。一人に一パック配ったら、全員に行き渡らなくなります。
学 生:スワミ、私は学生二人に一パック配って、分けるようにと言っています。
スワミ:君は早く仕事を終えたいのです。それは外国の生き方です。何でも早く行うべきだ、と。これは正しいことではありません。ゆっくりと、確実に行うべきです。「早く出発し、ゆっくり運転し、安全に到着する」ことです。
(スワミは、小学校の子供たちが一箇所で包みを開封してからビスケットを配っていることにお気づきになった)
ビスケットのプラサーダムを配るときには、袋から一つかみ取って帰依者に手渡すようにしなさい。見なさい、女性たちはヴィブーティを袋詰めにするのに手間取っています。一人分を多くすると、彼女たちの仕事を増やすことになります。渡すのは4袋か5袋だけにしなさい。
寮 監:スワミ、私たちをお許しください。
スワミ:おお! もう悪いニュースが伝わったのですか?
寮 監:スワミ、私たちをお許しください。
スワミ:過去は過去です。次回は気をつけなさい。
(ビスケットを配っていた男子学生を寮監に教えながら)私が何か与えたとき、どうしてそれを配ることをそんなに難しがるのですか?
(学生たちに)全員受け取りましたか?
学生たち:はい。
スワミ:(中央に座っている学生を指差して)君は受け取りましたか?
学生たち:いいえ、スワミ。
スワミ:ごらんなさい。私はここからでも、誰が受け取って、誰が受け取っていないか、見つけることができます。
(その間、ビスケットを持った男子学生がやって来た)
それをあの男子にあげなさい。全員に受け取ったかどうか尋ねなさい。
(一人のギリシャ人の帰依者をお呼びになり)
何人で来たのですか?
帰依者:スワミ、26人です。私を入れると27人です。
スワミ:28人ではなく?
帰依者:はい、スワミ、27人です。
スワミ:28人ではなく?
帰依者:スワミ、パーダ・ナマスカールを。
スワミ:どうしてですか? (しばらくしてから)パーダ・ナマスカールを受けなさい。
(学生たちに)
彼は去年、ギリシャの劇でドラウパディーを演じました。実際、彼は声色を変えて女性の声で語りました。
(ギリシャ人の帰依者たちに)
去年の劇では何の役を演じましたか?
帰依者:スワミ、シーターです。
スワミ:ドラウパディーではなく?
帰依者:はい、スワミ、それは別の人です。
スワミ:去年?
帰依者:スワミ、去年の劇はバーガヴァタムでした。
スワミ:その劇では何の役を演じたのですか?
帰依者:私は出演していません、スワミ。
スワミ:ジャナカ王は元気ですか?(その劇でジャナカ王を演じた帰依者にこと)
帰依者:とても元気にしています、スワミ。娘さんがここの小学校に入りました。
スワミ:知っています。会いましたか?
帰依者:毎週日曜日に面会しています。
スワミ:それはよろしい。あなたはここで幸せですか?
帰依者:はい、スワミ。
スワミ:幸せとは何ですか?
帰依者:神と一つになることです。
スワミ:あなたは一つになっていますか?
帰依者:はい、スワミ。
スワミ:それはどのようですか? あなたは別に存在しています。神は別に存在しています。それでどうやって一つになっているのですか?
帰依者:すべての体の中に存在するアートマは一つです、スワミ。
スワミ:誰がそう言ったのですか?
帰依者:あなたがおっしゃいました、スワミ。あなたは、すべての人に内在するアートマは一つであるとおっしゃいました。
スワミ:では、あなたはどうしてここに来たのですか?
帰依者:私はあなたの生身の姿を愛しています。だから、ここに来ました。
スワミ:もしアートマが一つであるならば、あなたも神です。
帰依者:はい、スワミ。でも、私は自分が神だということを分かっておらず、あなたは自分が神だということを分かっておられるのです。
スワミ:(とても感銘を受けて)よろしい! よろしい!
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 pp251-253
1998年8月16日の会話

スワミ:男子諸君、ガネーシャの浸水式〔ガネーシャのお祭りの期間中に礼拝した手作りのガネーシャ像をお祭りの最終日に川に沈める儀式〕はいつですか?
学 生:スワミ、明日です。
スワミ:寮監に、簡素にやりなさいと言いなさい。(ある学生に)君の兄弟はどこですか?
学 生:スワミ、皆、兄弟です。
スワミ:ヴェーダを説くのはよしなさい。「すべては一つ、すべての人に等しくあれ」と言ったのはシャンカラです。実際、シャンカラは、このことを最初に語った弟子でした。すべての人に等しくあるというのはとても大切なことです。「エーカム サット ヴィップラーッ バフダー ヴァダンティ」(真理は一つ、賢者はそれをさまざまに言及する)
(ある学生に)アッサムはどうですか?
学 生:良い所です。
スワミ:君はここにいるのに、どうして分かるのですか? 実際には、あそこには多くの問題があります。大量の水。
学 生:スワミ、洪水です。
スワミ:どの川ですか?
学 生:ブラフマプットラ川です。
スワミ:(別の学生に)君のメガネはどこですか、私は君がメガネをかけていたことを知っていますよ。
学 生:スワミ、コンタクトレンズをはめています。
スワミ:コンタクトレンズは良いですか?
学 生:スワミにおっしゃっていただきたいです。
スワミ:良くありません、目をこするとずれてしまうでしょう。
学 生:スワミ、では、外すことにします。
スワミ:(寮監に)ガネーシャの浸水式はいつですか?
寮 監:明日です、スワミ。
スワミ:〔明日の〕ラーフカーラム〔凶の時間帯〕は午後1時半から3時までです。浸水式は3時に行いなさい。式は簡素であるべきです。小中高の生徒と大学生の間で競争があってはなりません。ガネーシャはどうやって運ぶのですか?
寮 監:二輪車です、スワミ。
スワミ:なに、牛車の二輪車ですか? 大きなガネーシャを運ぶ必要はありません。何体かの小さなガネーシャにしなさい。(別の男子に)君はブラフミン〔バラモン階級〕ですか?
学 生:いいえ、スワミ。クシャトリヤ〔武人階級〕です。
スワミ:クシャトリヤの意味は何ですか?
学 生:防衛する人です。
スワミ:戦争である必要はありません。
スワミ:(別の男子に)君のカーストは何ですか?(答えはなかった)少なくとも人間です。動物ではありません!
(しばらくしてから)どうして君はプールナチャンドラに来なかったのですか? 私は待っていました。私は昨日、寮監にも言いました。寮監は君に言わなかったのですか?
いいですか、デリーから内務大臣と財務大臣がやって来ました。グジャラート州からも大臣たちがやって来ました。マディヤ・プラデーシュ州の州首相と講演者も来ています。彼らは私に地元に来てほしがっています。どうしてそれが可能でしょうか?
まず、デリーのプログラム(ニューデリーのシュリ・サティヤ・サイ国際センターの落成式のためのバガヴァンのデリー訪問)を固めてからです。彼らの州に私たちの青年を一人ずつ送りましょうか?
スワミ:(ある男子に)君はグジャラート州に行きなさい。 (別の青年に)君はバンガロール出身です。バンガロールに行きなさい。(別の青年に)君はプーネに行きたいですか?
(ある男子がカードを見せた)
スワミ:この柱となる人物は誰ですか?(そのカードをお読みになりながら)君の考えと言葉と行いです。私の考えではなく、君のです。
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 pp.249-251
1998年8月15日の会話

スワミ:ブリンダーヴァンの青年たちは発ちましたか?
学 生:いいえ、スワミ、私たちは明日の朝、バンガロールへ発ちます。
スワミ:そうですね、日曜は発つのに良い日です。
学 生:スワミ、私は副鼻腔に問題〔蓄膿症〕があって、最近手術をしました。
スワミ:君は愚か者ですか? 副鼻腔の手術は決して受けるべきではありません。そうでないと、骨が交差してしまうでしょう。
学 生:ブリンダーヴァンは寒いのですが、それが問題を悪くしているのでしょうか?
スワミ:問題はなくなるでしょう。数学は誰に教わっていますか?
学 生:私たちに数学の授業はありません、スワミ。
スワミ:ティワリ先生やゼーバ・バシルッディン先生が教えているのではないのですか?
学 生:いいえ、スワミ。
スワミ:(ある学生に、ある教師について)彼は君たちに何を教えているのですか? 彼は教室で歌を歌っているのですか?
教 師:スワミ、私はあなたの栄光を歌っています。
スワミ:ここでは、いけません。みんな逃げていきますよ。
(ホスピタル・ボーイ〔病院でセヴァをしている学生〕に)今朝、病院で何か催しがあったのですか?
ホスピタル・ボーイ:旗を掲揚するセレモニーがありました。
スワミ:旗の掲揚ではなくて、何か別のことです。
ホスピタル・ボーイ:スワミ、分かりません。
スワミ:(楽隊のリーダーに)今、練習をしているのですか?
学 生:はい、スワミ。
スワミ:いいえ、ただ楽器を見ているだけです。練習はしていません!
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 pp.249
1998年8月13日の会話

ジャンマアシュタミー(クリシュナ神御降誕祭)のプログラムの詳細について
スワミ:雌牛は何頭ですか?
学生たち:スワミ、20頭です。
スワミ:雄牛は何頭ですか?
学生たち:スワミ、雄牛はいません。
スワミ:雄牛は40頭です。
(そこに座っていた学生たちを指差して)
牛たちはどこに連れてくるのですか? サイ・クルワント・ホールの中には連れてこないようにしなさい。中に入れると牛たちは滑ってしまうでしょうから、外に立たせておきなさい。私がそこまで行きます。
(ある学生に)
あなたの兄弟はどこですか?
学 生:すべての人が私の兄弟です。
スワミ:え!? あなたの兄弟はどこですか?
学 生:スワミ、後ろに座っています。
スワミ:ああ! 後ろに座っているのですか?
(ある学生に)
ギーター(スワミの飼われている象のサイ・ギーターのこと)は来ますか?
(学生は答えられなかった)
ああ、彼らは知らないのですね!
(教師を呼んで)
ギーターは来ますか?
教 師:スワミ、来ます。
スワミ:雌牛は何頭来ますか?(ある学生に)
教 師:スワミ、20頭です。
スワミ:ニルガイは、誰の手にも負えません。お腹を突き刺されてしまうでしょう。
教 師:はい、スワミ。本当にお腹を突き刺されてしまいます。スワミ、鹿も連れてきましょうか?
スワミ:いや、人ごみの中で鹿を扱うのは難しい。
教 師:鹿は125頭いて、そのうちの20頭は黒鹿です。
スワミ:そうです、125頭います。しかし、鹿は私のそばに寄ってきません。私はもうずっと彼らの所に行っていないからです。
教 師:スワミ、ブリンダーヴァンの鹿は、よくなついていて、スワミに近づいてきます。
スワミ:そうです、私が呼ぶと寄ってきて、私が与える餌を何でも食べます。私はブリンダーヴァンの鹿もここに連れてくるべきだと思っています。20年前、いや、いや、30年前、マドラス州(現タミル・ナードゥ州)の政府が2頭の鹿をくれました。一頭はオス、一頭はメスで、アシュラムで飼うとよいでしょうと言われました。それが増えて、何頭にもなりました。最近、40頭が持ち出されました。鹿たちは撃たれ、倒れるとトラックに載せられました。
(ある学生に)
何を撃ったか分かりますか?
学 生:スワミ、鎮静剤です。
スワミ:眠らせて運びやすくするために、(麻酔銃で)鹿に薬を打ったのです。彼らに楽器を与えなさい。
教 師:スワミ、もし小鹿のころから餌付けしていれば、容易に寄ってくるでしょう。スワミ、孔雀も連れてきましょうか?
スワミ:ここへはいけません。コントロールするのが難しい。
教 師:スワミ、孔雀の足を縛って連れてくることができます。一ヶ所に座らせておけます。
スワミ:いや、孔雀は連れてこないように。孔雀は何羽いますか?
教 師:スワミ、三羽です。
スワミ:三羽だけですか? ここで生まれたのですか?
教 師:はい、スワミ。私たちは、ニワトリの卵と同じように、孔雀の卵も(離して)置いておくのですが、どれほど守ろうとしても、ほとんどの場合、卵はヘビに食べられてしまいます。網をかけておいてもだめなのです。
スワミ:そうです、ヘビはポールさえも這い上がり、網をかけていても卵を食べてしまいます。どうしようもありませんね? 卵はヘビの食料なのです。
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 pp.245-247
1998年8月12日の会話

教 師:スワミ、学生たちはあなたの教えをよく理解しています。
スワミ:どうして分かるのですか?
教 師:スワミ、M. Sc.〔科学修士〕2年の学生たちは、ギーターの第三章に関するすばらしい発表を行いました。
スワミ:(学生たちに)ギーターの第三章は何ですか?
学 生:カルマ・ヨーガです。
スワミ:その重要なシュローカ〔詩節〕は?
学 生:カルマンニェーヴァーディカーラス テー〔第2章47節より〕
スワミ:その意味は? (スワミはシュローカ2つを引用して、それらの意味を説明してくださった)
教 師:スワミ、学生たちはディスカッションをしました。彼らはよくやりました。
スワミ:話すのはとても良いことですが、スワミは実践する人を好みます。
教 師:スワミ、学生たちは多大な確信を持って話しました。それは、彼らが実践していることを意味します。
スワミ:いいえ、それはハートから出た言葉ではありません。実践が大切です。
(ある学生に)あなたがジャンマアシュタミーに連れてくる牛は10頭だけですか?(ジャンマアシュタミーあるいはクリシュナアシュタミーと呼ばれるクリシュナ神降誕祭の朝に予定されているマンディルへの行列の話)
学 生:はい、スワミ。
スワミ:20頭連れてきなさい。
(あるホスピタル・ボーイ〔病院でのセヴァを担当している学生〕に)あなたはクリシュナアシュタミーに何頭の牛を連れてくるのですか?
ホスピタル・ボーイ: 10頭です、スワミ。
スワミ:10頭では少なすぎます。20頭連れてきなさい。
ホスピタル・ボーイ: はい、スワミ。
スワミ:ゴークラム〔スワミの牧場〕には牛〔乳牛である雌牛〕は何頭いますか?
ホスピタル・ボーイ: 295頭です。
スワミ:子牛は?
ホスピタル・ボーイ: 300頭です。
スワミ:あと20人、男子学生を連れてきなさい。子牛は連れてこなくてよろしい。しかし、子牛がいなければ、雌牛は来ないでしょう。(ですが、)やってみなさい。そのように、牛でさえ、とても大きな愛情を持っているのです。男子学生たちは自分の両親への愛情を持っていません。勉学を終えると、両親を置いてさっさと外国へ飛んでいってしまいます。ガーンディー〔ガンジー〕が英国に行きたがったとき、彼の母は――彼女の名前は?
学 生:プタリーバーイーです。
スワミ:彼女は、最初それを許しませんでした。彼女は息子に3つの約束をさせました。1つ目は肉を食べないこと。2つ目はお酒を飲まないこと。3つ目は女友だちを作らないこと。ガーンディーはそれらを約束して、英国に行きました。
(ある学生に)あなたはMBAですか、それともMFMですか、それとも、カウボーイ〔牛飼い〕(お祭りでの牛の行列の担当)ですか!!?
学 生:スワミ、私たちはあなたの子供です。
スワミ:(サイ・クルワント・ホールに座っている全員を指差して)ごらんなさい、皆、私の子供です。
(別の学生に)あなたは楽隊の練習をしていますか?
学 生:いいえ、スワミ。
スワミ:どうして?
学 生:楽器は教官棟(大学の建物)にあるのです。
スワミ:アナンタプル・キャンパスでは、たくさんの楽器を購入しました。私にさえ知らせずにです。彼女たちはよく練習しています。今度の誕生日〔降誕祭〕に、彼女たちは楽隊の演奏をします。小学校にまで楽隊があります。今年は楽隊の男子学生のうち14人が卒業しました。それでどうやって演奏するつもりですか?
学 生:スワミ、新しい学生を選出しました。
スワミ:彼らはどうですか?(楽隊の新しい学生たちが前に出てきて、スワミは彼らにパーダナマスカールをお与えになった)
スワミ:(数週間前に仕事部屋を移ったばかりの前副学長のヴェーンカタラーマン博士に)どうして彼らに楽器を与えなかったのですか?
ヴェーンカタラーマン博士:スワミ、試験の最中でした。
スワミ: 今、試験は終わっています。彼らに楽器を与えなさい。
(ある教師に)あなたは何を勉強しているのですか?
教 師:今は教えています。
スワミ:どの教科を?
教 師:スワミ、数学です。
スワミ:研究をしているのですか? 私たちの教育機関では、皆、2年以内に研究を終えていますよ! あなたはいつ、M.Sc.〔科学修士〕を終えたのですか?
教 師:6年前です。
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 pp.245-247
すべては上手くいくでしょう

ある男子学生が手紙の束の入った箱を持っていました。スワミはそこから一通の手紙を取って、お読みになりました。
スワミ:一通手紙を読めば十分です。どの手紙にも同じことが書いてあります。
学 生:スワミ、どうか全部の手紙をお取りください。学生たちがたくさんの愛を込めて書きました。
スワミ:(手紙を一通一通取りながら)この箱は次回も使えます。
学 生:スワミ、私たちは全員、新入生です。どうか私たちに話しかけてください。
スワミ:二ヶ月経ちました。今では全員、古い学生です。OK、ナマスカールを与えましょう。
学 生:スワミ、私たちに話しかけてください。
スワミはその答えに満足なさいませんでした。スワミは教師にも同じ質問をなさいました。
スワミ:(愛らしい微笑を浮かべて)How are you boys? さあ、私はあなたたちに話しかけていますよ。
(ある教師に)どのクラスですか?
教 師:MFM〔Master of Financial Management財務管理修士課程〕です、スワミ。
スワミ:財務はとても重要です。昨今では、財務は大変厳しくなっています。それがなぜだか言えますか?
教 師:人々が多くの無駄使いをするからです。
スワミ:そのとおり。人々は、お金と時間とエネルギーを無駄にしています。(ある学生に)どのクラスですか?
学 生:MFMです、スワミ。
スワミ:MFMの後は、何がしたいのですか?
学 生:ただ、ここにいたいだけです、スワミ。
スワミ:はあ?(ある場所を指差して)あそこでプラティシター〔神像などの安置式や入魂式〕をしなさい。
学 生:スワミ、どうか21日に大学にいらしてください。
スワミ:なぜですか?
学 生:スワミ、MBA〔経営学修士〕の記念日です。
スワミ:MBAの記念日。それで、どうして私が行かなければいけないのですか? あなたたちは何をするのですか? 劇?
学 生:はい、スワミ。
スワミ:劇はプールナチャンドラ講堂でできますね。劇の題名は何ですか?
学 生:スワミ、政治・・・(学生が言い終える前に)
スワミ:政治! 政治の劇なら市場で上演しなさい。ここではなく。道徳基準のない政治は・・・
(ビジネス・マネージメント・アカウンティング・ファイナンスの学校の教師である、シュリ・H・J・バギヤ先生に)専門化は良いことですか?
教 師:良くさせることはできます、スワミ。
スワミ:あなたは何の科目を教えているのですか?
教 師:プロダクション・マネージメント〔生産管理〕、アナリティカル・テクニック ・フォー・マネージメント〔管理のための分析技術〕(ATM)です。
スワミ:プロダクション・マネージメント。来学期には何を教えるつもりですか?
教 師:リーダーシップです、スワミ。
スワミ:誰が理想のリーダーですか? 個人の徳性と国の徳性と根本的な徳性を備えている人が理想のリーダーです。今では誰もいません。
教 師:スワミ、あなたが理想のリーダーです。
スワミ:私の学科は全般であり、リーダーシップに限りません。
教 師:スワミ、どうか毎週日曜にいらして、授業をしてください。
スワミ:検討してみましょう。
学生たち:スワミが検討されるなら、それは起こります。
スワミ:クリシュナアシュタミー〔クリシュナ神降誕祭〕の後に返事をします。牛は何頭連れてくるのですか?クリシュナアシュタミー〔クリシュナ神降誕祭〕の後に返事をします。牛は何頭連れてくるのですか?
学生たち:牛は10頭です、スワミ。
スワミ:たった10頭? 私は12頭と言いましたよ。寮監はどこですか? 彼は足を怪我しています。化膿しています。
学生たち:スワミ、私たちに話をしてください。
スワミ:Boys, how are you boys? さあ、私は今、あなたたちに話していますよ。
スワミはバイオ・サイエンス学科の一年生の所に行かれた。
学生たち:スワミ、私たちはブリンダーヴァンに行きます。
スワミ:なぜ?
学生たち:バイオ・サイエンスからは、私たち7人がブリンダーヴァン・キャンパスに移ることになりました。
スワミ:ああ、ブリンダーヴァンのカレッジには空き部屋がたくさんあります。大きな展示室も空っぽです。ここには場所がありません。過密です。
学生たち:スワミがここにおられるからです。
スワミ:あなた方にはブリンダーヴァンでたくさんの機会があります。朝夕のダルシャンに来ることができます。私は学内の男子学生に話をします。ここでは、男子学生たちは夕方しか来ません。(泣いている学生に)泣いてはいけません。私はすぐにブリンダーヴァンに行きますよ。3ヶ月だけです。残り9ヶ月あります。私は行きます。あなたたちは、もっと(バガヴァンと接する)機会を得るでしょう。いつ発つのですか?
学生たち:明日です、スワミ。
スワミ:明日は行かないように。ここのゴークラアシュタミー(クリシュナ神降誕祭)にいなさい。
学生たち:はい、スワミ。
スワミ:ゴークラアシュタミーの後に行きなさい。
学 生:スワミ、テルグの学生は全員行きます。私もブリンダーヴァンに行きたいです。
スワミ:Very Good。 行きなさい、行きなさい。Nice。ゴークラアシュタミーの後に行きなさい。
学生たち:ありがとうございます、スワミ。プラサーダムを、スワミ。
スワミ:あげましょう。(スワミは彼らのためにヴィブーティを物質化なさった。副学長であるシュリS・V・ギリに)学生はゴークラアシュタミーの後に送りなさい。男子学生たちにお祭りを楽しませなさい。
副学長:はい、スワミ。
スワミ:何人ですか?
学生たち:全部で7人です、スワミ。
スワミ:(副学長に)7人の男子学生を送りない。
学生たち:スワミ、ヴィブーティを。
スワミ: (学生たちにヴィブーティの小袋とパーダナマスカールを与えている間)元気を出しなさい。心配してはいけません。私は(ブリンダーヴァンに)行きます。トライー・セッションをしてあげます。よく勉強しなさい。
学生たち:スワミ、私は落ち込んでいます。
スワミ: 問題ありません。行きなさい。すべては上手くいくでしょう。
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 pp.243-245
1998年8月9日の会話

スワミは小学校の生徒たちの近くに行かれました。そこではある少年がスケッチを持っていました。
スワミ:(生徒に)これは何ですか?
小学生:スワミ、英語のプロジェクト・ワークです。
スワミ:これは絵ですか、それともプロジェクト・ワークですか?
小学生:いいえ、これは表紙です。
スワミ:(大学の学生に)プロジェクトとは何ですか?
学 生:特定のワークをすること、特定の分野を深く研究すること、自習です。
スワミはその答えに満足なさいませんでした。スワミは教師にも同じ質問をなさいました。
教 師:スワミ、それは、一つの目標を達成するために多くの考えをまとめることです。
スワミ:考えるだけでは目標を達成することはできません。あなたは、「プロジェクト」という言葉の意味を知らずに、どんなプロジェクトの仕事をしているのですか?
(ホスピタル・ボーイ〔病院のセヴァを担当している男子学生〕に)プロジェクトとは何ですか?
ホスピタル・ボーイ:何かを探求することです。
スワミ:探究するだけですか?
(学生たちに)皆さんはプロジェクトを行っていますが、その意味を知りません。お茶会があるとしたら、あなたはお茶だけを用意しますか? いいえ、お茶、カップ、ソーサー、その他多くのものが必要です。目的をしっかりと心に抱いていること、それがプロジェクトです。テルグ語で世界を何と言いますか?
学 生:スワミ、プラパンチャムです。
スワミ:「プラパンチャム アンテ パンチャブータムラ ヴィカサム」。「プラ」はヴィカスィンチュタ(開花)、「パンチャ」はパンチャ・ブータ〔五元素/微細元素〕、すなわち、シャブダ〔音〕、スパルシャ〔感触〕)、ルーパ〔形〕、ラサ〔味〕、ガンダ〔香り〕です。一つの目標のためにすべてのパンチャ・ブータを調べることが、プロジェクトです。
(小学生に)君はどのクラスで勉強しているのですか?
小学生:第7学年です、スワミ。
スワミ:第7学年の意味は何ですか?
(回答はなかった)
1 + 1 + 1....このようにして、7つの1が7を作ります。君はハリシュチャンドラの劇に出演しましたね?
小学生:はい、スワミ。
スワミ:君のクラスで一番は誰ですか?
(その小学生はある生徒を指差した)君が一番になったらどうですか?
(別の生徒がスワミのところにやってた)君は何点取りましたか?
小学生:スワミ、僕は算数で100点を取りました。
スワミ:100点! とても良いですね。
小学生:サンスクリット語でも100点を取りました、スワミ。
スワミ:サンスクリット語も100点! 君はサンスクリット語を話せるのですか?
小学生:はい、スワミ。
その少年は、サンスクリット語でラーマーヤナについて話しはじめました。しかし、不安から、しだいにたどたどしくなり、ついには泣き出してしまいました。すると、スワミは愛情深くその涙をぬぐい、優しく抱きしめて、慰めてくださいました。
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 pp.241-242
サイと共に

スワミ:(学生たちに)プーナル・セレモニー〔身に付けている聖紐を年に一度新しいものに交換する儀式〕はいつですか?
学生たち:今日です、スワミ。
スワミ:明日はプールニマー〔満月の日〕です。それを行うのは明日にしなければいけません。明日はラクシャー・バンダン〔シュラヴァナ月の満月の日に行われるヒンドゥー教の祭日で、ラクシャーは守護、バンダンは絆、つなぐものの意。姉あるいは妹が愛の証であるラーキーという吉祥の紐を自分の兄弟の右手首に結び付け、兄弟はそのお返しに姉妹を守ることを誓う〕でもあります。
なぜ姉妹はラーキーを結びつけるのでしょうか? クリシュナが戦争に出発しようとしていた時、姉のスバドラーはクリシュナの手首に糸を結んでクリシュナの幸せを祈りました。誰かサンスクリット語を知っている人はいますか?
(答えることができた者はいなかった。スワミはサンスクリット語で2つの文を語られた。それはスバドラーがクリシュナに糸を結んでいる時に語った言葉だった)
この意味は、「あなたが満月のように輝きますように。そして、勝利を得られますように」というものです。ラーキーが結ばれたのはこれが初めてのことでした。今では、スバドラーもクリシュナもいません。スバドラーの夫は誰でしたか?(スワミはご自身でお答えになった)アルジュナです。アルジュナは〔スバドラーと結婚する前から〕クリシュナのことをバーヴァ(義理の兄)と呼んでいました。そのため、クリシュナはアルジュナに、まず妹と結婚してから私をそう呼びなさいと言いました。(ある学生に)スバドラーというのは誰ですか?
学 生:クリシュナの妹です。
スワミ:彼女は、あなたのおばあさんではありませんか? アビマンニュはスバドラーの息子で、パリークシットはスバドラーの孫です。
(ダルシャンの最中、スワミはカリームナガル〔南インドの都市〕から来た帰依者たちにパーダナマスカールをお授けになった)
スワミ:(ある少年に)君は何人の帰依者にプラサードを配りましたか
学 生:数えていませんでした、スワミ。
スワミ:男性は1,283人、女性は1,502人いました。どこから来たか知っていますか?
学 生:分かりません、スワミ。
スワミ:カリームナガルからです。
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 p.241より
1998年8月4日の会話

スワミ:(学生に) 今日の筆記試験はどうでしたか?
学 生:よく書けました、スワミ。
スワミ:本当のことを言いなさい。一つ間違えましたね?
学 生:はい、スワミ。
スワミ:そう、私は知っていますよ。明日は何の試験があるのですか?
学 生:SAPDです。
スワミ:それは何ですか?
学 生:Self–Awareness and Personality Development(自己認識と人格向上)です。
スワミ:なに! Self–Awareness(自己認識)の試験? Self–Awareness(自己〔真我〕認識)は自然なことではないのですか?
(ある教師に)男子たちはどうですか?
教 師:スワミ、良いです。
スワミ:良いというのはどんな人ですか?
教 師:すべての人の中に神を見る者です。
スワミ:男子たちはそういうわけではありませんね。
教 師:スワミ、あなたの恩寵によって、彼らは良くなります。
スワミ:私の恩寵はそこにありますが、彼らはそれを使っていません。お皿の上のチャパティを食べるには、自分の手を使ってチャパティをつかんで、自分の口に入れなければなりません。
教 師:スワミ、彼らは努力しなければなりません。
スワミ:土の中の種にも、夏には何も起こりません。なぜなら、すべてが乾燥しているからです。雨が降って初めて芽が出ます。欲望の種を取り除きなさい。その思いそのものを取り除きなさい。スワミは決して誰にも何も強制しません。常に助け、決して傷つけてはなりません。
(スワミはコダイカナルを訪れていたときのMBAの卒業生たちによるセーラム〔タミール ナードゥ州にある都市〕での昼食の手配をお褒めになった)
男子たちは良いのですが、時たま心が暴走します。
(不整脈の問題を抱えている教師に)私はまだ問題があるということを知っていますよ。
(スワミはヴィブーティを物質化なさった)手術をする人もいますが、とても危険です。呼吸と、脳にも影響を及ぼします。
スワミ:医者たちはお金のために手術をするのです。医者たちは心臓の手術でバルーンを使いますが、それも危険です。神の創造物は完全です。神は身体の各部に神経を一本余分に授けています。バルーンを使うのはやめて、代わりに余っている神経につなぐよう、私は医者たちに助言しました。それは長持ちします。バルーンの処置は1年か2年しか効きません。
教 師:スワミ、私たちはそのことを知りませんでした。医者たちは知っているのですか?
スワミ:私はちょうど、そのことをアメリカから来た医者に確認したところです。彼は、神経のことは知っていましたが、その用途は知りませんでした。人々は書物の知識は持っています。実質の伴わない表面的な知識は持っています。けれども、必要なのはスーパーフィッシャルな知識(superficial knowledge 表面的な知識)ではなく、スーパーな見方(super vision)です。
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 pp.239-240より
1998年7月30日の会話

スワミ:(角に座っていた学生に)ああ! 角に座っている。とても良い位置です。うまい具合に斜めを向いていますね。お父さんはどうしていますか? 休んでいるのですか?
学 生:はい、スワミ。
スワミ:休む(rest)とは何ですか? 休むというのは思考しないでいることです。思考はさび(rust)のようなものです。
1998年8月3日の会話
映画のアーティスト〔俳優でプロデューサー〕のシュリ・カンタ・ラーオを呼んで。
スワミ:(学生たちに)30年前、私が自分の車を運転していた時、後方の車がスピードを上げて走ってくるのに気がつきました。私は車を停めました。
(俳優の名前を言って)
彼がその車から降りてきました。彼は私に、娘の具合がとても悪いのですと言いました。私は、すべて上手くいきますと言って、彼を家に返しました。
(スワミはそれから学生たちにお尋ねになった)
彼が誰かわかりますか? 彼は〔大ヒットした「ラヴァとクシャ」という映画で〕ラクシュマナの役を演じた俳優です。彼は「アエ ニミシャニキ エミ ジャルグノ」という歌(いつ何が起こるかは誰にも分からない、という意味の有名なテルグ語の歌)を歌いました。
今日はどんなシーンを撮影したのですか?
帰依者:学校のシーンです。(製作中のテレビの連続ドラマ「シルディ・サイ・パルティ・サイ・ディヴィヤ・カター」のための撮影。バガヴァンの生涯を描いたもので、南インドの有名な映画スターである女優のアンジャリ・デーヴィーが監督している)
スワミ:昨日は?
帰依者:昨日は蛇のシーンを撮り終えました。
スワミ:(学生たちに)昨日、撮影していた蛇のシーンで、三つの赤ちゃんが、蛇と遊んでいました。その子は、蛇にほっぺたを咬まれてしまいましたが、何事もなかったかのように無事でした。その子はとてもおびえました。そのため、蛇を別の蛇に換えました。
(映画俳優に向かって)
私はもう一つ言いたかったのですが、あなたはザーリー〔インドの金糸〕で縁取りしたドーティを撮影用に着ていましたね。あのようなものは、ペッダ・ヴァーンカッパ〔ヴェーンカマ〕・ラージュ〔ババの父親〕は一度も着たことがありません。あれは議会で着る類いのものです。飾りの付いていない普通のものを着なさい。今、私が一枚あなたにあげましょう。グンマディ〔別の俳優〕も豪華な刺繍のターバンを巻いていました。あのようなものは、コンダマ・ラージュ〔ババの祖父〕は一度も巻いたことがありません。実際、70年前には、そういったものは手に入りませんでした。
コンダマ・ラージュはどこにも行ったことはなく、ずっとプッタパルティにいました。
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 p.238-239より
1998年7月28日の会話

スワミ:(ハイヤー・セコンダリー・スクール〔8年生から12年生〕の寮監に)今日のお茶の時間は何を食べましたか?
寮 監:ビスケットです、スワミ。
スワミ:ビスケット2枚だけ?
男子生徒たち:4枚です、スワミ。
スワミ:(大学の男子たちに)何を食べましたか?
男子大学生たち: 色々です、スワミ。
スワミ:(ある男子に)試験はいつ始まるのですか? 1日から? 7日か8日まで? 試験勉強はしていますか?
男子生徒たち: はい、スワミ。
スワミ:(教師に)科目は何ですか?
教 師:国際金融マネージメントです。
スワミ: インドの金融市場はどうですか? いくらか上がり下がりがあるのではないですか?
教 師:はい、スワミ。
スワミ: その理由は?
教 師:スワミ、ポクランの原子爆弾〔1998年5月にラージャスターン州ポクランで行われた核実験〕のせいで資金が得られないのです。
スワミ:いいえ、違います。それと原子爆弾とは関係ありません。すべて妄想です。(教師に)ポクランでの実験についてのあなたの見解は? 実験は良いことですか?
教 師:スワミ、それを言えるのはあなただけです。
スワミ:私の見解では、実験は必要ありません。なぜ核実験をしたのですか?
教 師:シャクティ〔力〕と安心を示すためです。
スワミ:私たちはあらゆるシャクティを持っています。ただの自己満足のために行ったのです。シャクティは何個の原子爆弾を作れるかということにあるのではありません。マハーバーラタの戦いは誰と誰の間で行われましたか?
教 師:パーンダヴァとカウラヴァです。
スワミ:パーンダヴァは何人でしたか?
教 師:5人です、スワミ。
スワミ:5人だけですか?
教 師:いいえ、スワミ、クリシュナを入れると6人でした。
スワミ:いいえ、彼らは10人でした。それぞれのパーンダヴァに1人のクリシュナが付いていたので、パーンダヴァは全部で10人です。しかし、重要なのはそのうちの3人です。ダルマラージャとビーマとアルジュナです。ビーマはガダバラ(棍棒〔ガダ〕の力〔バラ〕)と、ブジャバラ(腕力)とブッディバラ(知力)を持っていました。けれども、ビーマはダルマラージャの前では身をかがめました。アルジュナはいくつ称号を持っていましたか?
教 師:スワミ、10です。
スワミ: いいえ、9です。(スワミはそれらを列挙なさった) しかし、それでもアルジュナは、ダルマラージャに対して身をかがめました。ある意味で、ロシアはビーマのようなものです。アメリカはアルジュナのようなものです。そして、私たちがしなければならないことは、ダルマを守ることです。「ダルモー ラクシャーティ ラクシタハ」(ダルマはダルマを守る者を守る)。私たちのシャクティ(力)はそこにあります。原子爆弾は必要ありません。もし私たちがダルマを守るなら、ダルマが私たちを守ってくれるでしょう。もし片方の手が与えれば、もう片方の手がそれを受け取るでしょう。もし片方の手が受け取るなら、もう片方の手は与えなければなりません。これは私が男子たちに話していることでもあります。彼らはこのことを分かっていません。彼らは片方の手で受け取って、もう片方の手で奪いたがります。それは不可能です。私の見解では、多くの原子爆弾を持っている者ほど恐れているのです。インドは、多くの原子爆弾は持っていません。各国は、原子爆弾を持つことで自国を誇っています。全世界を滅ぼすには原子爆弾一つで十分です。余分に原子爆弾を持っている国々は、その全部の原子爆弾で自らを滅ぼすことになるでしょう!
教 師:スワミ、アヴァターがここにいるのですから、インドに戦争への恐れはありません。
スワミ:あなたには恐れはありませんが、政治家たちは恐れを抱いています。政治家たちは、出すべきでない公式声明を出します。彼らは民衆に話すべきことと、明らかにしてはいけないことを識別すべきです。(スワミはテルグ語の格言を引用なさった) カッコーの声は誰もが聞きたがりますが、カラスには石を投げます。だから私は、男子学生たちに、優しく甘く話すようにと言い続けているのです。あらゆる問題は、清らかさがないために起こります。清らかさがないと、憎しみが入り込んできます。憎しみが足を踏み入れると、平安と神はいなくなります。ですから、清らかさは必要不可欠です。私に言わせるなら、二国間の戦争はないでしょう。けれども、国内で、さまざまな政党間の争いがあります。
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 p.237-238より
1998年7月26日の会話

スワミは食事について質問なさっていた。
スワミ:(学生たちに)今日の朝食は何を食べましたか?
学生たち:チャパティ〔全粒粉を発酵させずに薄く延ばして油なしでクレープのように薄く焼いたパン〕とポンガル〔ムング豆のココナッツ煮〕です。
スワミ:ポンガル!! 塩は入っていましたか?
(小学生に向かって)朝食は何を食べましたか?
小学生:ドーサ〔豆をすりつぶし発酵させて作った生地をクレープのように薄くパリッと焼いたもの〕とマイソール・パク〔ベサン粉をギーで炒めて固めてから四角くカットした南インドの代表的なお菓子〕です。
スワミ:足りましたか?
小学生:はい、スワミ。
スワミ:いいえ、まだお腹に少し余裕がありますよ。
(中高の生徒に)今日の朝食は何を食べましたか?
中高生:パロータ〔チャパティの生地を伸ばしてギーを練りこんで何層にもして焼いたもの〕とポンガルです。
スワミ:こちらではパロータ、そちらではチャパティ。どちらも同じです!
その後、スワミはカリームナガル〔南インドのテランガーナ州にある県〕からやって来た何人かの人をインタビューに連れていかれた。インタビュー終了後、
学生たち:スワミ、プールナチャンドラ・セッションを。
スワミ:君たちは彼らがどんな人たちか知っていますか? 彼らは、テランガーナ州の分離独立を望んだ人たちです。私は彼らに、それは正しいことではないと説明しました。私は彼らに、多くの人が他の土地からやって来て定住しているということを話しました。あなた方は分離するのではなく兄弟のように生きる方法を伝えるべきだ、と。彼らは、そのようなことは考えたこともないと言いました。彼らは自分たちの手を私の手の上に置き、決して州を分離することは考えませんと約束しました。私は一度に25個の指輪を物質化しました。それぞれがぴったりと指にはまりました。
君たちも指輪が欲しいと思っているはずです。(微笑んで、頬を叩く仕草をしながら)全員に1つずつあげましょう。わかりましたか、私はこんなにたくさんの仕事をしているのですよ。君たちには理解できないでしょう。ほんの二言、三言で、私は彼らの心を変えました。君たちは、プーナチャンドラ・セッションを願い続けています。私は君たちにたくさん話をしています。私が話したことを少しは実践していますか? 彼ら(スワミがインタビューに応じたカリームナガルの人々)は、水のプロジェクトのための資金を欲しがっていました。私は彼らに、私がお金を与えるから心配する必要はないと言いました。彼らはテランガーナ州にある12エーカーの土地をスワミに寄進すると言いました。私が欲しいのは彼らのハートの中の居場所だけだと、私は言いました。彼らが自分たちはまたここに来ることができるかと私に尋ねた時、
私はここはあなた方の家だと言いました。(テルグ語がわからない学生がうなずいていた)君は何も理解していないのに、なぜうなずいているのですか?(その学生が手に持っていたカメラを指して)コダイカナルのカメラですか?
学 生:はい、スワミ。
スワミ:それも私がプレゼントしたものです。
(スワミはある小学生の男子をお呼びになった)どこから来たのですか?
少 年:ニュージーランドです、スワミ。
スワミ:ニュージーランドは良い牛で有名です。何年生ですか?
少 年:7年生です。
スワミ:年齢は?
少 年:11歳です、スワミ。
スワミ:どうしてわかる?
少 年:両親が教えてくれました。
スワミ:両親はどこですか? ここにいるのですか?
(少年はうなずいた)君の兄弟は?
(少年は指を差し、少年の兄弟が立ち上がった。スワミはその兄弟に座るようにとおっしゃった)
君たちの両親は喧嘩をしますか?
少 年:いいえ、スワミ。
スワミ:時々喧嘩します。君は将来、奥さんと喧嘩しないように!(微笑)
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 pp.235-237より
1998年7月23日の会話

学生の方に向かいながら・・・。
スワミ:君はスポーツがしたいですか?
学 生:いいえ、スワミ。
スワミ:(別の学生を指して)彼はダンサーです。ブリンダーヴァンで踊りました。当時は小さかったけれども、今はキリンのように大きくなりました。(その学生に)君は今も踊っているのですか?
学 生: はい、スワミ。
スワミ:寮でですか? 君が踊っているのを見たら、男子たちは怖がるでしょう。(学寮の寮監に)今日はあなたの寮の記念日ですね?
寮 監:はい、スワミ。
スワミ:記念日は来ては去ります。
寮 監:スワミ、学生たちに話をしてください。
スワミ:(大学の学生たちに)君たちの寮の記念日はいつですか?
学生たち:12月25日です、スワミ。
(バガヴァンは1980年のクリスマスの日にプラシャーンティ・ニラヤムの専門課程の大学寮を発足させました。)
スワミ:どうして知っているのかね? 君たちの中で当時ここにいた人は、まずいません。もう20年になります。君たちはその時、生まれてもいませんでした。
さて、君たちは、今度の日曜日はプールナ・チャンドラに来ることができません。連続ドラマのためのセットをこしらえているのです。シヴァとパールヴァティがヒマラヤ山脈を降りてきて、シヴァ・ターンダヴァ(宇宙の舞)を踊るシーンが撮影されます。外でセットを作ってしまうと雨が降ったときに台無しになってしまう可能性があります。だから、私は屋内でやるようにと言いました。
学生たち:スワミ、どうか大学か寮に来てください。
スワミ:大学では、君たちは椅子に座ります。プールナ・チャンドラに来るのとは違ってきます。プールナ・チャンドラでは、君たちは床に座って、お義母さん〔大学の男の先生〕がパコーダ〔野菜に豆粉で作った衣を付けて揚げた天ぷらのようなスナック〕を出してくれます!(ある学生に)君はまだプールナ・チャンドラのセッションに来たことがないですね?
学 生: はい、スワミ。
スワミ:(ある教師に向かって、その教師のシャツについて)その生地は何ですか?
教 師:スワミ、カーディー〔マハートマ・カンディーによって促進された手紡ぎの天然繊維生地〕です。
スワミ:それは何色ですか? 浴室で使う布のようです!
教 師:スワミ、新品の時は鮮やかでした。今は色あせてしまっています。
スワミ:その服は何ですか? サファリ・スーツ〔当時流行ったイギリスのサファリ・スタイルの上下で、上はブッシュ・コートやブッシュ・ジャケットとも呼ばれる〕ですか?
教 師:スワミ、これはカーディー・サファリ〔カーディー生地で作ったサファリ・スーツ〕です。
スワミ:どこで縫ってもらったのですか?
教 師:スワミ、アナンタプルのムスリム織機協会です。私たちはあるプロジェクトを行っていて、その時に購入しました。
スワミ:〔どこで生地を買ったかではなく〕どこで縫ってもらったのか?と聞いているのですよ。
教 師:サイ・テーラー〔プッタパルティの町に複数ある、仕立て屋の内の1つ〕です。
スワミ:縫い方が良くありませんね。
教 師:スワミ、素敵なカーディー生地です。ガンディー主義〔独立運動のための非暴力抵抗主義の象徴〕です。
スワミ:授業はどうですか? あなたはどんな科目を教えているのですか?
教 師:総合農村開発です。
スワミ:農村開発とは何ですか?
教 師:村を発展させることです。SAI〔サイ農村開発というプロジェクトの名前〕はその出発点です。
スワミ:村落開発とは、村人たちに飲み水と衛生設備を提供することです。衛生状態が良ければ、健康も付いてきます。村人たちには、家の近くでドラムスティック〔モリンガとも呼ばれる木の実の部分のことで、太鼓を叩く棒のような形状をしている〕やココナッツの木、コリアンダーの植物などを育てることも教えなければなりません。これは村人たちの自給自足に役立ちます。
教 師:加えて、団結することも教えなければなりません。
スワミ:あなた方はそれらを村人に伝えていませんね。
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000
pp.233-235より
1998年7月21日の会話

スワミ:(大きな手紙の束を手に持って)誰も私を助けてくれない。怠け者の男子諸君! それは何かね?(学生が手にしている手紙を指差す)
学 生:スワミ、黄疸なのです。
スワミ:でも、君の目は黄色くありませんよ。
学 生:スワミ、私は家に帰ったので。
スワミ:ああ! それを先に言いなさい。家で何を服用したのですか?
学 生:スワミ、薬草です。
スワミ: アーユルヴェーダの処方ですか?
学 生:そうです、スワミ。
スワミ: 今は何を食べているのですか?
学 生:スワミ、チャパティです。
スワミ:ああ! チャパティ? チャパティを食べるのはいけません。油が含まれています。誰が黄疸と診断したのかね?
学 生:スワミ、血液検査をしました。
スワミ:どこで?
学 生:高度専門病院です
スワミ:誰が行かせたのですか?
学 生:スワミ、クリシュナ・キショーレー医師です。
スワミ: おお! クリシュナ・キショーレーですか。カレーを食べるのはいけません。油が含まれています。
学 生:スワミ、何を食べたらよいでしょう?
スワミ: バターミルク〔伝統的な方法で牛乳からバターを作った後に残る液体で、水で薄めたヨーグルトのようなもの〕を飲みなさい。飲む前によくかき混ぜなさい。
スワミはヴィブーティを物質化し、その少年にお与えになった。それからスワミはある帰依者を呼び、
スワミ: ロンドンから来た男子と女子は何人いますか?
学 生:スワミ、104人です。
スワミ:劇の名前は何ですか?
学 生:サイ マヒマー〔サイの奇跡〕です。
スワミ:子供104人には、舞台が小さすぎます。
学 生:スワミ、あなたのハートは大きいです!
スワミ:しかし、あなた方は私のハートの中で劇を上演するわけではありません。(微笑み)
学 生:スワミ、昨年の夏に、あなたは私たちに上演を許可してくださいました。
スワミ:わかりました。明日からリハーサルを始めなさい。
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 pp.232-233より
1998年7月20日の会話

スワミ:(学生たちに)まだ、あまり雨が降っていませんね。
(ある教師に)一日一個のリンゴは医者を遠ざける〔西洋のことわざ〕。患者は他の果物を食べてはいけません。スイカでさえ糖分が4%ありますが、リンゴは3%だけです。リンゴが糖尿病を悪化させることはありません。リンゴはビタミンやミネラルを与えてくれます。糖尿病患者には、スプーン2杯のVIVAパウダー〔カルシウム、リン、ビタミンA、葉酸、鉄、ビタミンC、ナイアシン、ビタミンD、B1、B2、B6、B12、が含まれている市販の健康飲料〕をお湯に溶かして飲むほうが、牛乳に入れて飲むよりもよいでしょう。お米が良い理由はデンプン質が血液に取り入れられるのが速いからです。一方、ラーギ〔シコクビエ〕や小麦の場合は3時間程度かかります。南インドの人はお米を食べる人たちで、北インドの人は小麦を食べる人たちです。
教 師:スワミ、どうか学生たちに話をしてください。
スワミ:「アクシャラ」〔不滅なるもの〕の意味は何ですか?
教 師:単語、文字・・・
スワミ: いいえ。「ア」は「アートマ」〔真我〕を意味し、「クシャラ」は「デーハ」〔体〕のことです。ですから、「アクシャラ」は「アートマと体の結合体」を意味します。それは多様性の中の単一性です。「スワダルマ」〔自己のダルマ〕と「パラダルマ」〔他者のダルマ〕とは何ですか?
教 師:「パラダルマ」は、世俗的な義務という意味です。
スワミ:「スワ+ダルマ」〔自己+ダルマ〕とは、自分の良心に耳を傾けることです。スワダルマ〔自己のダルマ〕を果たすと、パラダルマ〔他者のダルマ〕の面倒もみることができます。同様に、「スウェーッチャー」〔自由/自由意志〕とは、「アートマに関連するもの」という意味です。外での自由とは、自転車やスクーターで移動することです。そのような自由は、耳が聞こえない人、口が利けない人〔のようなもの〕です。「スウェーッチャー」〔自由/自由意志〕とは、あちこちに行って、心に思いついたことを何でもする自由ということではありません。わかりましたか? これらのことを学生たちに明確にするようにしなさい。
学 生:スワミ、どうか来て、学生に話をしてください。
スワミ:しかし、学生たちはそれを要求してはいません。
教 師:スワミ、学生たちは善良です。彼らはスワミのことをもっともっと知りたいと思っています。
スワミ:スワミにInterest〔興味/インタレスト〕はありますが、それは「Into-Rest」〔休憩に入ること/イントゥー レスト〕であって、「In-Trust」〔信頼していること/委ねていること/イン トラスト〕ではありません。「In-trust」であるべきです。8月10日に副学長が交代します。新しい副学長は8日にやって来ます。
(退任する副学長は著名な物理学者であるG.ヴェーンカタラーマン博士で、次期副学長はインド政府の元首席警視総監であるS.V.ギリ氏)
教 師:スワミはいつも誰をも迎え入れ、さよならはおっしゃいません。
スワミ:そうです。しかし、私たちは習慣に従って役目を果たさなければなりません。副学長〔G.ヴェーンカタラーマン博士〕は優秀な科学者です。彼には管理部門での任務が与えられるでしょう。
教 師:はい、スワミ。私たち一人ひとりの面倒を見てくださるスワミは、とてもすばらしいです。
スワミ:どこで行事を行うべきですか? ここで、それとも大学で?
教 師:スワミが提案なさる場所であればどちらでも。
スワミ:これは純粋に大学の行事です。ですから、大学で開催しましょう。
教 師:スワミ、ブリンダーヴァンとアナンタプルの学生も呼ばれるのですか?
スワミ:いいえ。プラシャーンティ・ニラヤム・キャンパスの学生と小中高の男子生徒だけです。
教 師:スワミ。スワミ、去年、学生たちはバガヴァンとの質疑応答に参加する機会が与えられました。どうか今年も同じことを許可してください。
スワミ:しかし、男子学生たちがそれに興味を持っているべきではありませんか? リエンジニアリングはどうですか?
教 師:はい、スワミ。コダイカナルでスワミがリエンジニアリングについての講話をされたと聞きました。
スワミ:いいえ。男子たちがディベートをして、彼らはディベートからチベットに行きました!(笑顔で)
教 師:スワミ、もしスワミがリエンジニアリングについて話してくださったらよいのですが。
スワミ:考えてみます。
(学生たちに)MBA〔経営学修士課程〕の学生たちはどうしていますか? 科目はきちんと教えられていますか?
(ある教師に)私の意見では、マーケティングやファイナンス、銀行業務、国際ファイナンスといた重要な科目について、特別なインプットを与えるべきです。
(スワミは、インドルピーが米ドルや英ポンドに対してどのように変動しているかを説明なさった)
教 師: はい、スワミはそのことを4年前に話されていました。
スワミ:そうです。銀行業務、ファイナンスはすべての面で重要です。8月以降、財務状況は改善されるでしょう。
教 師:スワミ、〔ババの〕75歳の御誕生日の後、私たちの国に改善はあるのでしょうか?
スワミ:知っていますか、今月末には、ロンドンから500人の若者がスワミと一緒にいようとここにやって来て、劇の発表をします。
教 師:75歳の誕生日までに、全世界がスワミのことを知るようになるでしょう。
スワミ:しかし、私はそんなことは望んでいません。
教 師:でも、スワミ、私たちはあなたが必要です。スワミの恩寵があれば、すべてが可能です。現在、世界の状況はとても悪いのです。人類はそれほど堕落してしまったのでしょうか?
スワミ: いいえ、人類ではなく、人間が堕落しているのです。人類は堕落しません。人類とは何ですか? 人間とは何ですか?
教 師:人間の真の研究対象は人間です。〔ババがよくおっしゃる英国の詩人アレキサンダー・ポープの言葉〕それは、思考と言葉と行いの一致です。
スワミ:いいえ。答えは、質問それ自体の中にあります。Man(人間/マン)のKindness(優しさ/カインドネス)がMankind(人類/マンカインド)です。人はハートの中に思いやりを持つべきです。
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 pp.230-232より
1998年7月19日の会話

スワミ:不運な男子諸君。私はプールナチャンドラ講堂で準備万端でした。私は12時に寮に電話をしました。スーリヤナーラーヤナ、つまり君たちの会計士(プラシャーンティ・ニラヤムのシュリ・サティヤ・サイ・ホステル〔学生寮〕で15年以上経理を担当している人物)が電話を取りました。私が寮監(シヴァ・シャンカラ・サイ博士)はいるかと尋ねると、いないという返事でした。私は再び1時半に電話をしましたが、同じ結果でした。君たちの昼食は何時ですか?
学生たち:12時です、スワミ。
スワミ:ああ! だから彼はいなかったのですね。しかし、1時半にはどこにいたのでしょう? 私は男子学生は寮にいることを知っていましたが、その時、全員(いびきの音を立てて)寝ていました。男子たちは寝ている間、それぞれ別の方向に足を向けていました。ある学生の足は、かばんの上に乗っていました。誰もが違う種類の音を出していました。あの寝相は何ですか? 私はこれまで一度もあのような寝方をしたことはありません。夜中の1時や2時でも、あのようなことはありません。
以前は、私は自分でプッタパルティからラジャームンドリーまで〔約678キロ〕車を運転していました。去年も、コダイカナルへの旅の最中、私は車の運転をしました。私はパドマナーバンがしていた話に耳を傾けました。何年か前、パドマナーバンの父親(バンガロールの歯科医)のシェーシャギリ・ラーオが、私と一緒に車に乗っていたことがありました。彼は〔怖がって〕旅の間ずっと目をつぶって「サイラーム、サイラーム」と唱えていて、目的地に着いてから、やっと目を開きました。私はそれくらい猛スピードで運転していたのです。私の車はモーリス〔イギリスの自動車メーカー〕のターナーでした。とても小さな車でした。私はよく時速100〜150kmで走っていました。しかし、あの種の車は普通、馬力はあまりありません。そのスピードでは、タイヤはほとんど宙に浮いていました。そんなスピードでも、私は一度も犬や猫をひいたことはありませんでした。私はとても若い時に免許を取りました。試験の最中、当時のマドラス州の運輸総監だったハヌマンタ・ラーオと2人のブレーキ検査官が、私の車に同乗していました。彼らは私に2本の線の間を、前進と後退で走るようにと言いました。彼らは急に、右に曲がれとか、左に曲がれなどとも言いました。私はまだ年が若かったのですが、試験の後、彼らは特別免許を発行してくれました。「彼は50年運転経験のある者よりも上手に運転できる。若いのに、こんなに上手に運転できるなんて」と彼らは言いました。
学生たち:どうか、スワミ。
スワミ:しかし、私には時間がありません。
教 師:すべての時間はスワミのものです。
学生たち:どうか、スワミ。
スワミ:今なら話ができます。学生諸君、準備はいいですか?
学生たち:(大きな声で)はい、スワミ。今すぐ私たちを呼んでください。
スワミ:いや、だめだ。君たちは夕方、特別授業があります。(教師に)見ていなさい。男子たちは「いいえ、スワミ」と言うでしょう。
教 師:もしスワミがお望みなら、何でも可能です。
スワミ:時間がありません。
教 師:スワミ、どうか木曜日に私たちに話をしてください。
スワミ:木曜日は、私は暇ではありません。仕事があります。
学生たち:どうか、スワミ。明日、私たちに話してください。
スワミ:明日は月曜日です。不可能です。
学生たち:スワミ、今日の夕方、私たちを呼んでください。
スワミ:だめです。今の時点で可能なのは次の日曜日だけです。彼は大学に来ましたか? 彼の名前は? アブドゥル・カラーム?
学生たち:はい、スワミ。
スワミ: 彼はとても優れた詩人でもあります。 彼がインタビュー・ルームに入った時、彼はスワミを見て、「カラームはババにサラーム(挨拶)を捧げます」と言いました。彼は、仕事を終えたらここに来て、残りの人生をここで過ごしたいそうです。彼は未婚で、子供もいません。ですから、ここに来てここに落ち着きたいのです。彼は、ここに来て、学生に教えて、自分の時間を学生と過ごしたいと言っています。彼は、男子学生に多くのインスピレーションを与えてくれるでしょう。私は彼に、「それはあなたが望んでいることです。何でもあなたの望むことをしなさい」と言いました。
(ある教師に向かって)こっちに来なさい! あなたは小さなロード・ローラー〔地面をローラーで押し固めるための大きな丸いタイヤのついた機械〕のようです。太りすぎです!
教 師:スワミ、私は痩せてきました。
スワミ:あなたは罪悪感を感じているのですか? 食べに食べています。両手で食べています。
教 師:スワミ、私は少ししか食べません。ヨーガ(霊性修行)のおかげです。
スワミ:それはヨーガではありません。それはローガです。男子たちはどうですか?
教 師:学生たちはとても良いです。優しいです。バガヴァン、どうか大学1年生にちょくちょく話しかけてください。彼らはとても喜ぶでしょう。彼らはそれを必要としています。
スワミ:見てみましょう、見てみましょう。あなたはどの科目を受け持っていますか?
教 師: MBA〔経営学修士課程〕の1年生のセルフ アウェアネス〔自己の気づき〕です。
スワミ:「セルフ」(Self)とは何ですか?
教 師:「セルフ」とはアートマン〔真我/アートマ〕のことで、それはどこにでも存在しています。それが私たちに話させたり見させたりしているのです。
スワミ:空気はどこにでもあります。それと同じく、意識もどこにでも存在していて、あなたと共に、あなたの中に、あなたの周りに存在しています。しかし、あなたはそれを捕まえることができません。コンシャス(意識)、コンシャスネス(気づき)、コンシャンス(良心)。「気づきに意識を向けるために、良心に従いなさい」
(スワミはプラシャーンティ・ニラヤム・キャンパスの寮監であるシヴァ・シャンカラ・サイ博士の所に行かれ、男子学生たちにスワミが午後に彼らを呼んだことを確認なさった。すると、寮監はスワミにプールナチャンドラ・セッション〔スワミによる特別な教えと交流の機会〕を依頼した)
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 pp.228-230より
(参考)
アブドゥル・カラーム:インドの人工衛星やミサイル開発に貢献する科学者であり技術者。この対話後の2002年に第11代インド大統領となった。

1998年7月17日の会話

スワミ:(ある学生に向かって)大学はどうですか?
学 生:良いです、スワミ。
スワミ:大学がですか、それとも建物がですか? 大学とは何ですか? 建物ですか、それとも学生ですか? 学生がいなければ、大学はありません。
学生たちは、スワミに大学に来てくださいと頼んだ。スワミは返事をなさらなかった。スワミは副学長を呼び、あるVIPの到着についてお尋ねになった。
スワミ:(そのVIPについて副学長に)とても立派な人物です。彼はいつ来るのですか?
副学長: 明日の夜です。
スワミ:彼はとても善い人です。彼はベジタリアンです。独身でもあります。今、彼はスワミのところに来たいと思っています。彼は以前ここに来たことがあります。あれは3年前でしたか?
副学長:そうです、スワミ。
スワミ:ええ、私は知っています。彼は政府の科学顧問でした。彼の名前は?
副学長:アブドゥル・カラームです。
〔インドの人工衛星やミサイル開発に貢献する科学者であり技術者。この対話後の2002年に第11代インド大統領となった。〕
スワミ:日曜日の朝、彼は大学を見にきます。
副学長:スワミ、あなたも研究所にいらっしゃるべきです。
スワミ:時間がありません。男子学生たちがここに来ます。彼はコンピューターを学んでいる男子学生や、レーザーを学んでいる男子学生たちと話すことができます。レーザー(laser)とは何ですか? レーザー(razor)〔かみそり〕ではありませんよ!
副学長:スワミ、どうか大学にいらしてください。
スワミ:だめです。彼が来るのは明日の夜です。
Students With Sai : Conversations
1991 to 2000 p227-228より

1998年6月28日の会話

学生たちがスワミにプールナチャンドラ・セッションの開催の許可を懇願していた。
(プールナチャンドラ・セッションは、プールナチャンドラ・ホールで行われるセッションのことで、略してPCセッションとも呼ばれている。このセッションでは、学生たちがバガヴァンのそばに座って対話する機会を得ることができる。バガヴァンはその場でさまざまなトピックについて学生たちに話をしてくださる。また、学生や年長者によるスピーチも行われる。このセッションは、コダイカナルやウーティ〔ババが夏を過ごされた高原避暑地〕で学生たちが得たバガヴァンとの交流のようなものである。)
学生たち:Please.(英語のプリーズ)スワミ、please.
スワミ:「please」の意味は何ですか?
学生たち:スワミ、please〔喜ばせる〕は、幸せにするということです。〔pleaseを動詞として用いる場合〕
スワミ:「please」は「お願いします」という意味です。〔pleaseを副詞として用いる場合〕
夕 方
スワミ:(学生たちに)どうしてみんなプールナーチャンドラに来なかったのかね? 私は待っていたのですよ。
学生たち:スワミは私たちをお呼びになりませんでした。
スワミ:私は君たちの寮監に言いました。
(寮監に)なぜ、彼らに言わなかったのですか?
(学生たちに)今日は何をしたのかね? 待っていた? いいえ、待ってはいませんでした。
学生たち: スワミ、今日はクリケットをしました。
スワミ:クリケットをした?!! グラウンドをだめにしたのですか? 今日のお昼は何を食べたのかね? スイーツは何でしたか?
学生たち: スワミ、フルーツサラダでした。
Students With Sai: Conversations 1991 to2000 p227より